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焼成加工について
2023.2.14(Tue)
焼成のお仕事について
今回から焼成のことを中心に、普段のこと、仕事のことなどなどについて、
こちらにブログを書いていこうと思います。
続けることがとても苦手なのですが、がんばってまいります!

今日は杉浦製陶の焼成加工について書いてみます。
杉浦製陶では、なんと!30年以上前より焼成加工のお仕事をしています。
焼成加工といっても、どんなお仕事か分かりにくいと思いますが、
例えば、卵の殻であったり、カキ殻、ホタテの殻といったものを1000℃~1250℃で焼成して、
再度資源として他に使える材料にリサイクルします。
今までの実績としては、卵の殻や、牛の骨の粉があります。
卵の殻の場合は、昇温後、900℃くらいまでに匂いのある成分が、卵の殻から発生するんです。
そのため、二次燃焼炉という、匂いの成分を別に集めて高温で燃やして匂いを消す機械を使って、
別で焼成して匂いを消してやります。
本体の焼成炉では、1250℃位で焼成した卵の殻はまた別の用途にリサイクルされていきます。
牛骨などは、ゼラチン成分を抜いた状態でパウダー状のものになりますので、
ご希望の温度で焼成しております。
こちらは特に匂いは発生せず、少しだけこんがりしたイイ香りがします。
それ以外にも牡蠣殻やホタテの殻なども同じように再利用できます。
今までテストをしたことはありますが、実際の量産のご依頼をうけたことはありません。
リサイクルを焼成を通して広げたい!という思いのもと、色々な試験をしております。
みなさんもぜひ一度工場に見学にお越しください。
焼成したいものも、お待ちしております!